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立会外分売を利用する

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証券取引所の時間外取引として、立会外分売があります。その目的や特徴を理解して、どのようなケースで購入していくかを考えましょう。

立会外分売とは

大株主が所有する上場株式を売り出すための仕組みとして立会外分売(たちあいがいぶんばい)があります。 立会外分売は、証券取引所の取引時間外(立会外)で購入者を募り、取引を成立させます。 売り出し価格(分売価格)はあらかじめ提示され、購入者はその値段を見て購入の申し込みを行います。 多くの場合は、売り出し株数よりも購入希望株数の方が多いため、抽選で購入権を得ることになります。 分売価格はディスカウント価格(分売決定日の終値の3〜5%オフ程度)で売り出され、株式の購入手数料は無料です。

立会外分売の目的を見極める

立会外分売の主な目的は、投資家数の拡大による流動性の確保です。 流動性の確保は、東証一部への上場、鞍替えを示唆することがあります。 東証一部への上場は、新興市場よりも流動性が高いことが条件として求められているからです。 次のような条件を満たした銘柄であれば、将来の成長を見越した買いを入れていくのもよいでしょう。

  • 東証一部に上場していない
  • 業績が数年伸び続けている
  • 株価も比較的安定した伸びをしている

一方で、単純に大株主が換金する目的で売り出しを行うこともあります。 ザラ場で大量の売りを出すと、株価が急激に下がってしまうため、立会外分売を利用して売りに出します。 立会外分売の発表日から、実施予定日までの期間が短い場合、単なる換金目的の売り出しの可能性があります。

立会外分売の流れ

例えば、SBI 証券の場合、立会外分売の分売日と分売価格が決定すると、その前日の夕方に次のような感じでメールが届きます。

【11/21(火)8:20まで!】株式会社キャリアインデックス(6538) 立会外分売の申込受付中!

・銘柄       :キャリアインデックス(6538)
・分売実施日    :11/21(火)
・分売価格     :1,611円 (分売実施前営業日11/20(月)終値 1,655円)
・ディスカウント率 :2.66%
・買付申込数量の限度:買付顧客1人につき300株(売買単位:100株)
・受付期間     :2017/11/20(月)18:00 ~ 2017/11/21(火)8:20 

申し込みの期限は、通常次の日の朝まで(金曜日の場合は、翌週の月曜日の朝まで)なので、あまり迷っている時間はありません。 その日の終値からディスカウントされた価格で売り出されるので、日にちを空けて売り出すわけにはいかないからです(分売価格を決めたらすぐに分売を実施しないと、翌日に分売価格まで下がってしまうので、ディスカウントの意味がなくなってしまう)。 立会外分売の予定がある場合は、数週間前からその予定日の候補(12/14〜21 など)が示されますので、予定日が公表され次第、購入するかの検討を始めるとよいでしょう。 予定日の週に入ったら、夜にメールをチェックすることを忘れないでください。

立会外分売は長期投資目的で使用する

立会外分売にはディスカウント率が設定されているため、このディスカウント率を利用した短期的な儲けを狙って購入してくる個人投資家がたくさんいます。 そのため、分売日の寄り付きでは、ディスカウント率分だけ下げて寄り付くことがよくあります。 逆に、分売日の前日終値よりも高く寄り付くことはまずないと考えてよいでしょう。

ディスカウント幅を利用したマネーゲームをしてもよいのですが、立会外分売では大した枚数を購入することはできないので、あまり旨味はないと思います。 それよりは、長期的な業績の伸びが期待できるかどうかを見極め、長期保有する価値があると思った場合に利用することをおすすめします。 仮に、購入を決めたのに抽選に外れてしまった場合は、寄り付きで分売価格近くまで下落したときに購入していけばよいでしょう(その価格で保有する価値があると判断したのですから、ザラ場で購入しても本質的な違いはないはずです)。

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